バリカン 坊主 失敗 と検索したあなたが読むべき記事

[セルフカット]自宅で坊主にしようとしたら失敗する・・・なぜなのか?

「坊主だから誰でもできる」

自宅で丸刈りにチャレンジする人が意外と多かったりします。

野球部のお子さんを持つご家庭などがメインですかね??

市販のバリカンも進歩していますし、誰でも丸刈りができる時代・・・

とはいかないようです。

 

この記事ではかなりマニアックな内容ながらも

坊主刈りに対する認識を180度変えるような坊主リスペクトなテーマで書いていこうと思います。

家庭で行うカット、バリカンで坊主を失敗する3つの理由とは!?

実は坊主はハイレベルな技術が必要

なんて大袈裟だなぁと思ったら事実です。

 

理容師を20年近くやっていますが、個人的には数多くある髪型の中でも2番目の難易度が坊主かと思います。

拘ればどこまでも深く見える宇宙(コスモ)のような丸刈りの世界。

 

なぜかと言いますと、人間の髪の生え方は一定ではありませんので

生え方に対して逆からバリカンを入れないとうまく刈ることができません。

さらに頭の形は完全な球体ではなく、表面に絶妙な凹凸が観察されることがあるので

そのオフロードのような頭の表面をバリカンでなぞっていく作業は

バリカン慣れしていないと不可能。

 

頭皮とバリカンの刃が平行じゃないと狙ったmm数では刈ることができないためです。

平行かどうかは目視では確認しずらいため、ある程度技術が必要となります。

ここができないと確実にトラ刈りになります。

使っているバリカンの能力の差

私は市販されているバリカンを使ってみたことがありますが

確かに切れ味に関してはまあまああるイメージです。

でもまあまあのレベルでは満足のいく丸刈りを生み出すことはかなりの労力と時間をかけないと不可能かと思います。(ここでいう満足のいくレベルというのは、世の中に出して恥ずかしくないレベルのことを指します

 

そもそもバリカンは一撃で狙ったか所の髪を全て刈り取ることは不可能で

私たちプロが使用しているバリカンですら数%残ったりします。

 

あらゆる角度からバリカンを入れ直しつつシャンプー後最終チェックで差し毛を取るといった作業まで行って初めて世の中に出せる「丸刈り」を生み出せるんですが

大前提である切れ味の部分がまあまあだと、どれくらいの作業量が必要なのか想像できませんよね。

 

ちなみにプロ用のバリカンの切れ味が10と仮定すると

市販のバリカンの切れ味は3くらいです。(体感)

それに加えパワーもスピードも無いので

刈りづらいです。

おすすめプロ用バリカン

mm数の選定ミス

坊主はmm数が長ければ長いほど、短ければ短いほど難易度が上昇します。

長いmm数ですと髪が上手くバリカンの刃に絡まず切れない事が多く

短いmm数ですと頭皮と髪の色の差が出やすいためトラ狩りに見えやすいです。

一番色むらが出づらく刈りやすいmm数は3mm。

長くても5mmがベストかと思います。

自宅で坊主にするためのコツ

坊主にしてあげる場合

誰かが坊主に刈ってあげる場合のコツなんですが

  • 毛の生え方に対して逆からバリカンを入れる
  • 刃と頭皮は平行に
  • 平行であれば多少押し当ててもOK

です。

 

人間の頭皮に刃物を押し当てることに多少なりともビビりが生まれると思うんですが

刃(バリカンの平らな部分)と頭皮が平行であれば痛くはありませんので

多少強く押し当てても大丈夫。

 

ただ、頭皮に黒子やできものが出ているケースがありますので

それを巻き込まないよう注意しつつ刈り込みます。

第三者視点で刈る場合は髪の流れが見やすいので

毛流を意識しつつ刈ります。

 

特に難しい部分はつむじ付近かと思います。こちらも多角的にバリカンを入れて

同じ髪の長さに狩り揃えていきたい部分です。

自分でバリカンを使って坊主にする場合

こちらはけっこう難易度が高いです。

毛流を目視で確認することが難しいですし

利き手次第では苦手な部分も発生します。

途中でやめることができない分覚悟をして臨んだほうが良いですね。

 

コツなんですが、毛流に関しては

自分のつむじを触ってみて位置を確認。

毛流を読むのは難しいでしょうから、手触りや合わせ鏡で確認しつつ

あらゆる角度からバリカンを入れて刈り込みます。

 

一度や二度だけバリカンを入れただけでは

確実にトラ刈りになっていますので

何度も(ここ重要)バリカンを入れます。

まともな丸刈りになるまではかなり時間がかかりますが

根気よくやっていきましょう。