丸刈り、坊主、スキンヘッド、角刈りなどの定義とは?
最近、髪型の言い回しが時代によって変化してきているのを実感しています。
絶対定義の変化することが無いのであろう「丸刈り」が
人によっては定義から外れた感覚で捉えていますし。
(短く刈り上げることを丸刈りだと思っているなど)
そのままのイメージで丸刈り・坊主刈りなどを注文すると(それ以外でも)
イメージと違うヘアスタイルになりかねないので
誤用しやすいヘアスタイルなどの定義を記事にまとめていこうと思います。
丸刈り・坊主頭の定義とは?
丸刈り(まるがり、丸刈)とは、頭髪を全体的に短い長さに刈る髪型。別名、坊主刈り(ぼうずがり)坊主頭(ぼうずあたま)。出典:wiki
とあります。
wikiとて万能ではありませんので、これに付け加えると
が坊主頭、丸刈りの定義かと思います。
丸く刈り込むヘアスタイルが丸刈りですので。
よくヘアカタログなどに記載されている
ボウズは表現の一種で、丸刈りや坊主頭とは別物である認識が必要です。
なぜならば、一般的な理美容室においての丸刈り・坊主頭は
定義された形であると思われているので
ショートカット的な「ボウズ」をイメージして注文すると
ガチの「丸刈り」になってしまう可能性がほとんどだからです。
また、ソフトモヒカンのことを指してボウズと言うパターンもありますが
そもそもスタイルの根幹から違いますので
ボウズと注文すると間違いなく丸刈りになる点は注意が必要です。
坊主は何ミリから?
坊主は何ミリから?という点につきましては
明確な定義がありません。
が
個人的には1㎝を超えたら坊主とは言えないと思います。
その理由としては、1㎝を超える髪の長さですと
個人差はあるものの、くせ毛が目立ち始め
丸い形状を維持することが難しくなるためです。
ちなみに当店のおすすめ坊主のmm数は3mm
標準は5mmで施術させていただいております。
スキンヘッドの定義とは?
頭皮が全力で露出している状態。
ちなみに英語圏で「スキンヘッド」は日本と同じ意味では通用しません。
なぜならばヘアスタイルを指す言葉では無く
反体制的な思想を持った人たちが行う意思表示だからです。
極稀に坊主を指してスキンヘッドと解釈する人もいますが
坊主とスキンヘッドは別物です。
違いは髪を剃るか剃らないか
です。
角刈りの定義とは?
wikiすら存在しないといった古風な髪型。
正しい認識をしている人は実際に角刈りにしている人と
それを手掛けることができる理美容師さんだけだと思います。
そして、プロ側の解釈にも地域差が出ており
何が基準か?という点では不明瞭な感じなので、
私の今までの経験上
こうすれば角刈りになるといった観点から
角刈りの定義を書いていきますと
即頭部(耳の上)と頭頂部(頭の一番高いところ)が
同じ長さであり、正面から見た際に
その同じ長さの箇所を線でつなげたラインを取るヘアスタイル。
(後頭部の一番高いところをつなげるスタイルもありますが
個人的には野暮ったくなりがちなので好みません)
致命的に画像作成できないので伝わりづらいですが、
こんなイメージで考えてもらえばわかりやすいかと思います。
時代の変化で変化する髪型の名称で失敗しないためのコツ
ここ十年くらいで髪型の名前が変化したり、多様化してしまったりしていますが
その辺に間違いなく対応するためには
(理美容師さん側もお客さん側もですね)
専門用語等の名称を使わない
という方法がベター。
認識がずれるのであればあえてボウズやソフトモヒカンなど
曖昧な用語を使わないことが正解かと思います。
情報化社会ですので色々な情報が飛び交っており
髪型の名称もどんどん増幅していきますので
それを元に注文してしまうと全く通じないか
最悪の場合凄い頭になってしまう可能性も否定できませんので注意が必要です。
カウンセリングがしっかりとできているお店は
そういったミスは少ないと思いますが
「ボウズで」と注文されたら坊主頭に大体なります。